これからの梅雨の時期や高温多湿の夏の時期に多いといわれている水虫。ご高齢の方だけではなく若い方もこれからの季節は注意が必要です。
ご高齢、若い皆さんもみんな通る道です。若い方にも知ってもらいたい。
高齢者の足白癬(水虫)・爪白癬(水虫)にかかっている人は、50%以上いると言われています。ご高齢者のフットケアをしていますと、ご自宅でご自分で生活ができる方<通所施設を利用されている方<入所施設の方の順に水虫率が高い印象があります。
水虫は高齢になり免疫機能が低下してくるとかかりやすいといわれています。そのためご高齢者の方の足白癬・爪白癬は季節を問わずいらっしゃいます。
ご高齢の方がかかりやすい理由はほかにもあります。
ご高齢になるとご自分で爪切りが難しくなってきますが、足の清潔も同時に保てなくなってきます。また、運動量の低下により座っている時間が長くなり足にむくみが出てきます。むくみがひどくなると足の指までむくみます。そして足の指の関節可動域も低下し動かさない状態でいると水虫にかかりやすい足になってしまします。
画像左が足白癬(水虫)。画像右が爪白癬(水虫)。
爪にできる水虫は知らない方も割といらっしゃり、
水虫は爪にもできます。
<水虫予防策>
水虫の予防で大切なことは足を清潔に保つことです。
泡で手でやさしく指の間や爪もきれいに洗います。
お湯で石鹸を洗い流した後、タオルで水分を指1本1本よく拭き取ります。
ご高齢の方の皮膚は乾燥し皮膚のバリア機能が低下しています。
水分をふき取った後は保湿をしてください。
指の間は塗ってはダメですよ。
指の間以外を保湿して下さい。
ご高齢者のフットケアをしていて
この足をみると
水虫を"高齢者病”とあきらめないでほしい、、と思うのです。
とちぎフットケアサロン 茂木有紀
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